「コララインとボタンの魔女」

2018/05/23 鑑賞

2009公開

ヘンリー・セリック 監督


あらすじ

主人公のコララインは、引っ越してきたばかりの家で、封印された小さなドアを見つける。それは、驚くべき“もう1つの世界”への入り口だった―。

 

感想
かなり面白かった。

ダークな感じが、最初のオープニングからバシバシ伝わってくる。

人形をみると何故か怖いと思ってしまう。昔から、苦手だったけど相変わらず克服できない。なので、オープニングの映像はカッコいいと思うけど、怖いと思うところもある。原作は児童文学なので、鑑賞後に暗い気持ちになるような話ではない。むしろ、明るい結末なのだが、どこかダークな雰囲気がつねに漂っている。とくに“別のママ”や“別のパパ”のボタンの目が怖い。どこをみているのかわからない感じが苦手だ。

小学生の時にみていたら、確実にトラウマになっていただろう。いま観てよかった…一番驚いたのは、この映画が「ストップモーション・アニメーション」であることだ。

ストップモーションとは、静止している物体を少しづつ動かして撮影し、連続して再生することで、あたかもそれが動いているかのように見せる撮影技術のことである。

日本語版タイトルが、「コララインとボタンの魔女3D」なので、“ストップモーション風に作成した3DCGアニメーション”だと思っていたが違うらしい。ひとつひとつパーツを作成し、セットもつくり、コマ撮りで行ったようだ。

狂っているとしか思えない…(褒めてる)。おそろしすぎる。

一体どれだけのパーツを作り、どれだけの期間撮影してきたのだろうか。メイキングをみるだけで、その壮絶さがよく伝わってくる。